研究会について

研究会について

UAV (小型無人航空機)利活用研究会

研究会会長 岐阜大学教授 沢田和秀

電子機器の小型・高性能化とそれらに関する制御技術の発展により、自律飛行が可能な小型無人航空機(UAV) が開発され、特に複数の回転翼を持つ電動のUAV はその機動性と利便性から急速に普及が進み観測機器のプラットフォームとして利用されつつあります。

このようなUAV に関連する技術は、発展途中であるがゆえに、利用する上で安全性の確保が絶対条件としてあげられます。また、利用形態に適した使用方法を考えなければ、継続的に発展するツールとして社会に認識されません。制御関連機材とソフトウェア、プラットフォームに搭載するセンサー(カメラ・ビデオ等)、取得情報の解析方法などの組合せの中から、目的に適した安全な仕様を見いだす必要があります。

UAV の優位性とリスクを踏まえ、産・官・学・民が効果的に連携し、UAV の安全な運用と有効な利活用方法を調査・研究することで、新しい技術の展開と地域社会の発展に貢献することを目的とし、本研究会は設立されました。

活動内容

調査・研究活動

・定例会の開催
・会員への情報提供
・機器やソフトウェアの提供

広報活動

・ホームページによる広報
・パンフレットによる広報
・展示会等への参加
・関係機関への協力

交流活動

・会員相互の情報交換及び交流会の開催

ワーキンググループによる研究

WG 1 安全運用・機体構築 

UAV安全運用マニュアル作成を検討します。その際、以下を方針としています。
(1)業務利用を前提とし、実利用に有用なものを目指す。
(2)UAV利用の経験を通じて習得した各種ノウハウを盛り込む。
(UAV事故原因・対策、各種申請/報告時の留意点、作業計画書、チェックリストの雛型等)

WG 2 応用技術

計測(リモートセンシング含む)、ロボティクス、通信・伝送等のUAV周辺技術に対してソフト・ハードの両面から調査し、他のWGと連携をして情報を発信しUAVの 利活用促進に寄与することを目的に活動しています。

WG 3 計測・測量

UAVから撮影された写真画像を用いた3次元計測について取組んでいます。特に3次元計測の精度向上や維持をするために、検証フィールドを整備しカメラや撮影条件の違いにおける精度検証を行っています。

WG 4 調査・点検

調査・点検に対するUAVの活用について情報の収集と共有をはかるとともに、UAVを活用した業務遂行上の共通課題を解決するための活動を行っています。

組織図

UAV (小型無人航空機)利活用研究会 組織図